テーマとする課題は、「学生生活のこと」「人生のこと」「未来の夢」「社会のこと」など。一つに絞らず、四テーマほどをピックアップし、あらゆる角度から、身近な問題について、自分の考えの理論構築を試みる。基本は、テーマに即して明確な論理展開と文章構成ができるようになるまで推敲を重ねること。論文の構成方法は、双括法(新聞記事のように、最初と最後に二つ結論がある文)でも尾括法でも、自分の得意とするやり方で構いません。要は自分に適した小論文のヒナ形がつくれれば、どんな課題が出題されても柔軟に対応できるようになります。小論文といっても特別身構える必要性はありません。明快な論理展開と文章構成力を身に付ければ、他の入試教科と同じ。得点ポイントである結論の導き出し方、その理論づけに、小論文は勝負の分かれ目があるといわれています。重要なのは結論の落としどころ。課題とかけ離れた人生観が結論づけだったとしても、論理的な個人の意見であれば、得点につながるのが、小論文試験の特色です。その際、力を発揮するのが、受験勉強で培った「引き出し」。人生問題、学生生活の問題、社会問題、未来観…。取り組んだテーマの数が多い人ほど、的確な結論導入ができるのです。小論文の受験勉強を通じ、効果的に自分の考えをアピールできる文章表現力を磨きましょう。
「ヒアリング」が課される都道府県もあるので、自分の地域ではどうなのか調べ、「ヒアリング」があるようなら、これへの対策も欠かせません。最後に、受験する場合のポイントを整理しておきましょう。「1.きちんとした自覚を持つ「受験料も安いから」「受かればめっけもの」といった「ダメモト」感覚で受験する人がいますが、これまでもさんざん述べてきたように、都会地の公立中高一貫校はどこも高倍率、「適性問題」もレベルが高く、きちんと対策を立てなければ受かるものではありません。まずそうした覚悟・姿勢を持つことが必要です。2.家庭の協力が大事公立中高一貫校の「適性問題」は読解力と記述力が求められます。家での読書量、文章を書く習慣、調べるクセなど、家庭環境が大きく作用します。3.親子の会話を豊富にする。さらには近所・親戚の大人と会話させましょう。4.毎日必ず新聞を読ませる。親が率先して本を読む、その姿を子どもに見せる。5.日記でも、祖父母への手紙でもいいから書く機会をつくる。6.自然や博物館などに巡れ出し、いろいろな休験をさせる7.アクセスを調べさせるなど、そうした準備を子どもにやらせることが重要。」といったことを心がけることで、ずいぶん違います。
自分にとって大切な視点を設けるだけで、学校の違う側面、異なる顔が見えてくることは多いのです。いきいきとしているという物差しでなくてもかまいません。たとえば、「きちんと明るく挨拶ができる」「他校の生徒よりどことなく落ち着いている」など自分がこうあってほしいという子ども像に近い子どもが多いかどうかを見てみることをお勧めします。一般的に授業参観をするときには、翌年に子どもがなるであろう中学1年生の授業を見学することが多いようで右けれども中高一貫校であれば、中学1年生の授業だけでなく、高校3年生の授業も見てみたいもの。中1生がいちばん身近です。でもまだこの学校の教育を受けて1年もたっていません。この学校の教育の効果が現れている存在ではないのです。高3生は言ってみれば、この学校の教育の「成果物」です。言葉で表現されるスローガンやコンセプトなどよりよっぽどわかりやすく、教育の結果が出ているわけです。